DOA2 「5」の発売前に野望達成!

デッドオアアライブ4

以前、ドリームキャストのエミュにて、DOA2US版でMODにて強引にCPU天狗を使用する<・・・というのをやっていました。

しかしアレでは「座標の違いにより手足が短い」「目玉の位置がおかしい」「服の色や質感がおかしい」「投げなどの一部の技で視点がおかしくなる」「羽根が羽ばたきっぱなしでうるさい」「体力ゲージ下の顔アイコンが天狗じゃない」などなど、おかしいところだらけでとても納得のいくものではありませんでしたが、納得せざるを得ない状況だったため止む無くアレで我慢してました。

しかし先日、「DOAの改造をさんざんやってきた今なら正式なCPU天狗を使用可能にすることが出来るのではないか」とふと思い立ち、1年ぶりくらいにドリキャス版DOA2を立ち上げて再び解析し始めました。

モデルデータや技データのスワップ(差し替え)であるMODとは違い、正式にCPU天狗を使用するためには「直接、天狗を選択」してやる必要があるわけです。
以前はココで詰まっていた。しかし今なら・・・

というわけでアドレス解析をすること1時間・・・やっぱ一筋縄ではいかない。

一息置いて、過去のDOA改造履歴などを思い浮かべたりデータを探ったりしていると「・・・そういえばアレってアレなんじゃないか・・・」という閃きを得て、ソレを元に解析再開。

すると・・・きたwww
やはりアレはアレだったのだ。プログラミングのクセというやつです。

しかし・・・・・・・・当時の記事<でも書いたように、やはりスパーリングモード以外では使用できなかった。(具体的にはキャラが透明になる)
私の記憶は正しかった。
裸かすみやコートティナなど、Non-Playableなモノは使えないようにプロテクトが掛けられてあるのである。
さすがにこのプロテクト解除の解析までやる気力はない。

・・・・・だが待てよ。このDOA2はゲーセンで稼働していたゲーム。つまり家庭用DC版ではなくNAOMI版でならどうだろうか。
NAOMI版で可能なら、マニアとしてはむしろコンシューマ版より価値があるってものである。

数あるDCエミュでも有名どころのNullDCやDemul、MakaronといったエミュはNAOMIにも対応している。

早速NAOMI版を起動、DC版アドレスを元にNAOMI版アドレスの解析開始。

title.jpg

同じゲームだし、天狗を選択可能にするという核となる解析は済ませてあるので、さっくり成功。

天狗を選択したものの、問題はフリーズしないかどうか、対戦画面でキャラが透明にならないかどうかである。

これでダメならほぼ行き詰まり状態になってしまう・・・頼むから無事であってくれぇ~(><;と願うばかり。

天狗を選択後、しばらくの静寂・・・・・・・そして対戦画面。

・・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・

こわっぱ~~!
1_0000.jpg

きたああああああぁぁぁぁぁぃあぃぃぁ~~~~ん

対戦画面でも問題なく表示されるし、フリーズなどの不具合もない。
プロテクトはかかっていなかった。

天狗と同じように、ゲーセン版にして裸かすみ、コートティナ、ドレスエレナなども不具合なく使用可能。

まさしく成功である!

他の画像と、ゲーセン版CPU天狗の仕様については続きより↓

正式に選択しているため、過去のMOD天狗による数々の不具合<は当然なし!
また、さすがにゲーセン版だけあってグラフィックも若干綺麗に思える。

3_0000.jpg

2_0000.jpg

4_0000.jpg
天狗でストーリーをプレイした場合、最後の相手はゲンフーやレオンといったキャラに。
あと野分のこの風エフェクトは、このステージしか出ないのが唯一残念なところ。

6_0000.jpg
キャラ選択画面での天狗はボッ立ちwww 名前は「???」でプロフィールはアイン。
あと何気にNAOMI版のキャラセレではバースのアイコンが2Pコスではなく1Pコス(グラサン)である。

裸かすみなども普通に使用可能だ。

dress_0000.jpg
coat_0000.jpg
nude_0000.jpg

さて、ゲーセン版のCPU天狗の仕様だが、基本的には過去に書いたMOD天狗<と同じ。
しかしいくつか異なる点がある。

・飛天の術をホールドされても、相手は背後に回るだけの仕様
・PPKをヒットさせた場合、吹き飛ぶのではなくフワッと浮く仕様
・PPKで壁ヒットさせた場合、相手のほうが大幅に先に動ける

とまぁこんな感じ。少々マイナス寄りだが、飛天の術をホールドされても直接ダメージ受けないのはイイ!

しかし日本DC版以降のプレイアブルな天狗で追加された主力技の数々(水射ち、渦嵐、浄土送りなど)が無いため、やはり似て非なる立ち回りが必要。
とはいえ詐欺パンチなんかの強力技は健在なので、まぁ言ってしまえばこれこそがCPU天狗であり、CPU天狗ならではだ。

ともあれCPU天狗に関してゲーセン版では、「ゲーセン版を忠実に移植された」はずのDC版DOA2US版とも差異がある事が解ってまさに本当・本物のCPU天狗を使用している!という、超絶な自己満足感、達成感満々。この感じ、ボスマニアにはたまんねぇ~~~♪♪♪

筆者はDemulにてプレイしているが、サウンドに少々不具合があるのが残念だ(ぶちぶちノイズが鳴る。SEがしっかり鳴らないなど)。
なんか別のNAOMIをほぼ100%再現できるエミュって無いかねぇ~。
それとも、これはNAOMI基板を買って実機でやれっていう示しだろうか(笑

そういえばNAOMI版だとホールドが2コマンド方式固定なので、今のDOAにはない敷居の高い対戦が可能だ。

何はともあれ、ふとした思いつき・閃きによって「DOA2でCPU天狗を正式に対戦で使用する」という、かなり潜在的欲求、欲望の1つが解決できて大成功の結果がDOA5の発売前に出せた。
これでもうDOA2に思い残す事は無くなった♪いや~よかったよかった♪♪

後日、この正式なゲーセン版CPU天狗での対戦動画でも撮ってみます(笑