音の世界もデジタル一択

オーディオ

音楽鑑賞が大好きな筆者ですが、以前まではmp3の最高音質320kbps、192khz、24bit音声でiTuneで聴いてました。

ココらへんまでの音質になってくると、CDで聴くのと大差ないという一般的な意見による思い込みがあったためです。

しかし最近、PCの音声は「カーネルミキサー」というところを通ってから出力されており、それによってレイテンシー(遅延)と音質劣化を招いてる事を知りました。

音楽にこだわりのある者としてはこれは聞き捨てならない。

というわけで色々調べていると、ASIOやWASAPIといったDLLを用いて対応再生ソフトから出力することで、カーネルミキサーを介さずにダイレクトで劣化なしに音声を出力してくれるという事実を知りました。

というわけで早速導入し、再生・・・・

・・・・・・・・

・・・・・

・・・何この神音質wwwww

衝撃的。大変化しました。

筆者が今使っているアンプはA-H01↓

DSC_0040.jpg
これにグレードSのUSBオーディオケーブルを接続して鳴らしてます。

このアンプは安価なわりに32bitまでのデジタル出力対応しているのですが、音質調整のつまみ、つまりイコライザが無いため、以前まではPC側でイコライザーをかけて調整してました。

そのままでは中低音はともかく、高域が曇ってしまうからですね。

しかし、このASIOやWASAPIを介したダイレクトな生の音だと、中域のボーカルの声なんかはイコライザをかけてた時の硬質な音ではなく、生々しいというか、ボーカルの吐息まで聞こえてくる感じというか、とにかく自然で明瞭。
それでいて高域はイコライザーをかけてた時でも聞こえなかったような音が明確に聞こえてきて、シンバルなんかのキンキンした金属音もより生々しく、クラッシュシンバルの弾ける感じなんかも聞こえ方が全然違う。

特に高域が大変化で、イコライザーを使ってないにも関わらず、イコライザーを使って高音をゲインしていた時よりも再現性の高く、より明確な出力感。
「高域の物足りなさ」というのを全く感じないため、イコライザーは不要。

また、中、低、高音がハッキリと分かれているのが解る。(マルチ環境みたいな)

これがビットパーフェクト(データと完全一致の音)か・・・・素晴らしい。

これによって、イコライザーって実はビットパーフェクトで鳴らせない環境での、ビットパーフェクトの音質に極力近づけるための苦肉の策的な付加システムだったのではないかとも思えてしまった。

それぐらい、ビットパーフェクトでの音質は衝撃的。

とはいえmp3で鳴らしていてはやはり、特に高域が歪んでしまっているため、手持ちのCDからいくつか無圧縮wavで取り出した音で改めて聴いてみた。

一切の歪みが無く、全ての"音"が明瞭で、これこそが本当の音質なんだなと感じた。まさに新次元です。
これにより、CD及び無圧縮wavの存在意義を再認識できた。

mp3のカーネルミキサーを通した音で、あれやこれやとオーディオセッティングしていたのがバカバカしく思えてしまった。

オーディオセッティング環境にもよると思うが、少なくとも今の筆者の環境では調整する必要あるの?と思うくらい、明瞭で素晴らしい音だ。

これもひとえに、fullデジタル環境であるからこそ再現できているもの。

今のスピーカーはQuadの12L2。スーパートゥイーターはPioneer製のもの。
ケーブルはもちろんベルキン製。
DSC_0039.jpg
部屋の環境的にスピーカースタンドは置いてないのだが、やはり低域の無駄な鳴きが耳障りなため、近々スタンドも購入予定。

Quadの12L2は相当いい音するので、あとはスーパートゥイーターをFOSTEXの上級のものにして、アンプをONKYOのA-9000Rにすれば、デジタル音質の限界というものが見えてくるのではないか、と思ってます。

というわけでまた新たな発見をして、音楽ライフがより楽しいものに♪

惜しむらくは、ビットパーフェクト音声はPC上で流す音楽にしか適用できないという事。

ゲームの音声なんかもビットパーフェクトで鳴らせたら最高なんだけどなぁ~~

オーディオ

Posted by Gigaproto