元祖3D脱衣ゲー!ファイティングバイパーズ(SEGA MODEL2基板)をHack!

2024年11月1日BOSS HACK

皆さんおはこんばんちわ٩(๑´3`๑)۶

すっかり寒~くなってまいりましたね。


さて今回はこれまたセガのMODEL2基板で作られ、

世に送り出された名作「ファイティングバイパーズ」をHackしましたッ


まだ世間はバーチャファイター2全盛期だった頃、

ゲーセン内でどこからか“いてまうぞゴルァ!いてまうぞゴルァ!"と言う

罵声が聞こえてき、なんだなんだ!?とそっちの方へ向かうと

学ランに身を包んだ不良高校生らしきキャラがドつきあっている!?

何だこのゲームは!?

という所からこのゲームを知りました。


当時人気を博していたバーチャファイター2とは裏腹に、

リングアウトが存在せず、四方を壁で囲まれており、ドカン!バチン!とぶっ飛ばし壁にぶち当てる!

アッパーが決まれば空高々と浮かされ・・・

キャラクターは「アーマー」を着用しており、一定量ガードやダメージで蓄積値が貯まると

「アーマー破壊技」でアーマーが破壊され、

その時にド派手にスリーリプレイが再生されるという、

地味な見た目のバーチャファイターとは真逆の「派手さ」を重視したゲームである。


バーチャファイターのアキラの鉄山靠などの技も使う不良高校生の「バン」を始めとして、

ローラーブレードを履いたガールやコスプレ女子、ギターを武器に戦うギタリスト、

はたまたムキムキマッチョでパワフルな女キャラなどなど、

キャラクターも非常に個性的であった。


当時私はこのゲームに魅了され、セガサターンに移植・発売される時には、

今の御時世、ご法度な(?)フライングゲットを狙ってまで買いに行ったもんです。

私がガキンチョの頃からあった近所のゲーム屋は、

発売日1日前ならばフライングゲットさせてくれるとてもゲーマー思いの店でした。

この時ももちろんフライングゲットさせてくれると確信し、

ちゃりんこで朝から店に行くも、まだ商品が到着していなく、

「お昼前くらいには入るよ~」との事だったので、店内で試遊台なんかを遊びつつ待っていた。

そしてお店に遂にバイパーズが到着したのか、「@@@待ってた子~?」と店長の呼び声がしたので

一目散にレジに向かうと「待っててくれたからね」と、定価から500円引きで売ってくれたのも懐かしい思い出です。


そんなこんなで、学校もロクに行かずバイパーズ三昧な日々を送ってましたね~

たまに遊ぶ同級生のリアフレはもちろん、

まだ小学生だった弟とよく対戦してました。

グラフィック的には、セガMODEL2基板とセガサターンの性能差でデッドオアアライブやバーチャロンなどのMODEL2基板から移植された他のゲーム同様だいぶ劣化していましたが、

それでも無我夢中でプレイしたもんです。

サターン版は「ペプシマン」が参戦するということもあって、

一世を風靡しましたよね。今ではもうテレビに出てませんが、

当時はテレビCMでもよく出てましたね

それがきっかけでこのゲームを知ったという人も多いのでは?


で、特に好きだった要素は、アーケードで隠しキャラとして登場した「マーラー」の存在。

ラスボスがマーラーの一回り大きい版って事で(?)「ビッグマーラー(B.M.)」という名前でした。


アーケードではB.M.は使用出来ませんでしたが、一回り小さい、ボスの息子という設定のマーラーは隠しコマンドで使用する事ができたんですよね。

その使用方法はめちゃんこ特殊で、すごく潜在的に惹かれるものでした。

具体的には“15,000回以上対戦を行った台で"、コイン投入後スタートボタン押しっぱなしでキャラ選択画面に入り、

スタートボタンを押したままタイマーがN秒以下(具体的な数字は忘れた)の時に、

レバーの上を入れながらカーソルを画面外へ持っていく、というものでした。


コマンドもそうだけど、なんせ“いちまんごせんかい以上対戦した台で"という"とんでもないお膳立てが必要"なのが、

それまでに見たこともない特殊かつ厳しすぎる条件だった。しかもその条件を満たしている台の見分け方は無し。

バーチャファイター2と二分するほどの人気を博していたバイパーズ、

当時バーチャ鉄人なる人物なども参加していた全国大会なんかもあり、

都会とかだとその条件も満たしていた台も多かった事だろうと思うが、
(実際マーラー使用禁止という大会も多々あったらしい)

地方のゲーセンだと厳しいもんがありましたね。w

大きめのゲーセンなどに行った時に試しにコマンド入力してみたのも懐かしい。

当然マーラーは出てくる事なく。

なんせ"いちまんごせんかい以上の対戦を行った台"でしか使えないからね・・・


この特殊すぎる使用方法は個人的に衝撃的で、潜在的に染み込み、

RPGツクールなんかでそういっためちゃめちゃシビアな条件の隠し要素を入れようとしてたのもまた懐かしい・・・


とまぁ脱線しましたが、今回はそんな懐かしい思い出の詰まったファイティングバイパーズのアーケード版をHack!

Hackと言えば使用出来ないボスなどを使用可能にする、というものが当たり前ですが、

今回のファイティングバイパーズはすでに有志がエミュで解析を行っており、

セガの看板キャラのソニック&テイルズや、開発者の片岡氏や片桐氏がゲームデータとして

隠れている事が判明していた、というのはこの界隈に詳しい方なら存じているはず。

また、開発者しか知らない&通常のプレイヤーでは入力が不可能なデバッグメニューを出す隠しコマンドが解析で判明していたり。

実際私もだいぶ前にエミュで色々やっていたら「ソニックいるやん!」とびっくりしたのは記憶に新しい。


そんなわけで、エミュでほぼ全て堪能したんですが、

やはり思い出のゲーム&実機でこれらを実現している人(動画)がいない(やはり暗号化の所以?)という点で、

実機でハック版として所有する価値は二十分にある!

また今は価格が非常に高騰している&モノによっては欲しくても売ってないレベルのアーケード基板界隈なので(このセガのMODEL2/3シリーズも顕著)、

気長~にオークションなどに出品されるのを待ち、なんとか購入に至りました。



解析データを書き込む用のROMの入手にちょいと手こずって、

基板購入から3ヶ月くらい経ってようやく実現できました!

とりま大好きなラスボスのB.M.でプレイ!

ちなみに最近になって、B.M.にもP2カラーがある事を知り、

マーラーと同じ配色だけど、ガタイが一回り大きいだけに

“P2カラーのB.M.ってなんかめちゃんこカッコイイ!"

という思いも基板購入のきっかけの1つでしたw


うん、やっぱり「実機」だと疑似再現のエミュとは違う「重み」や「感動」がありますねw

また開発者のお二人はカーソル上には出てきていますが、

選択するとゲームがクラッシュします(これはエミュでも同じ)。


上記の動画はゲーセンでは恐らくほとんど見かけなかったと思われる"ランキングモード"でプレイしています。

いわゆる段位認定戦みたいな。このモードはテストメニューに入って設定しないとプレイできません。

ネームエントリー後、結果が見られます。

なんか勝利数ってところのバーがカンストしてるように思えるんだけど気のせいかな笑

そりゃぁボスだもの、メキメキにぶっちぎれる。

特に強烈なのが、「エクストリーム・デスフィナーレ」という連携。

PP,6KP,6P,41236Pという入力で出る連続技。動画でバンバン使ってるやつです。

初段がヒットするとあとの連携は全部連続ヒットなので大ダメージ+最後の1発はアーマー破壊技という、

まさに「使用禁止」がお似合いな技ですねw

この技はサターン時代からずっと覚えている笑

元々はマーラーの持ち技だったけども、実はB.M.も持っていたという事と、

マーラーはその強さ故に「ガード&アタック(相手の攻撃を無効化しつつ吹き飛ばすアーマー破壊技)」が無いのと、

ダウン攻撃は踏みつけ(2K)しか無く、

ダメージこそ大きいものの発生が遅いので決まりにくい、というネックがあるが、

B.M.はエクストリーム・デスフィナーレを持ちつつも、

ガード&アタックがあり、ダウン攻撃はジャンプ踏みつけ(下段アーマー破壊属性)と、軽く蹴飛ばす2種類が存在。

さすがはラスボス、親父って感じですなー笑


ちなみにこのエクストリーム・デスフィナーレ、6P(中段)や1KK(下段)からも派生で出すことができます。

6P,PP6KP,6P,41236Pといった具合。もちろん初段がヒットしたらフルヒット確定。

1Kからはさすがにヤバイと開発も思ったのか、1KKからのPが連続ヒットになってないっぽい。

まぁでも、エクストリーム・デスフィナーレ。小パンが刺さったらゴッソリ。

ルガールのジェノサイドカッターのようなノリw


余談だが、続編のファイティングバイパーズ2(FV2)は使用基板がMODEL3になってグラフィックも超綺麗になり、マーラーとB.M.の親子喧嘩(?w)も健在で、

マーラーは1と比べエクストリーム・デスフィナーレみたいな連携は無くなり、

どちらかというと重量級で投げ技主体のキャラになったが、

B.M.は1のスタンスのままで、エクストリーム・デスフィナーレはもちろん、

コマンドの簡易化、下段からも連続ヒット、更には3Kのミドルキックが「ガード&アタック属性+ガード崩し属性」という超ヤバイ性能で、そこからもデスフィナーレへ派生できるようになっていて、

まさに無敵!CPU専用ラスボス!さすが親父!(w)といった具合で、

1よりもヤバイ性能してます。w

まぁ2には2の「なんでも攻撃止めれちゃうガード」なんてのもあるし、

更にB.M.よりも恐らく強いと思われるキャラが居たりしますが・・・

またこの辺の話はFV2基板が入手できたら書きます・・・。

もちろんB.M.含めヤバイキャラはアーケード版では使用できませんよw

家庭用のみB.M.が使用できるようになっており、無双状態でした。


ちなみにこのファイティングバイパーズ2はなぜかあまり盛り上がらず、

失敗に終わったのか、続編が出てない状況。

素材がめちゃめちゃ良いだけに、勿体ない・・・

でもe-スポやEVOなどの存在で古いゲームも掘り起こして色々プレイされているこのご時世。

1は定期的に対戦ライブしているのを見かける!けど、

2はまだ無いな~~~w